2014年5月8日木曜日

レビューのお願いをするダイアログを出す方法

レビューを促すAppiraterの導入手順


App Storeでアプリをダウンロードするときに意外とレビューを気にする人は多いです。
でも、あんまりレビューって書いてくれなかったりしますよね。
そこで、iOSアプリのレビューをお願いするダイアログを出すライブラリ『Appirater』をご紹介します。



こういうモノはユーザーには結構ウザがられてしまいがちです。
ですので、ただ闇雲に出すのではなく、ある程度アプリを使ってくれた人にだけ依頼をした方が良いでしょう。
この『Appirater』はアプリの起動日数・回数を指定したり、ゲームクリアー時などの任意のタイミングで表示することができるので、その辺りを考慮した実装ができます。


1.ダウンロード

 githubから、Appiraterをダウンロードする。
https://github.com/arashpayan/appirater

2.プロジェクトに追加

 ダウンロードしたライブラリから以下のファイルをプロジェクトに追加。

  • Appirater.h
  • Appirater.m
  • AppiraterDelegate.h

ローカライズしたい言語のフォルダも追加。
※例えば英語、日本語の場合は以下のフォルダを追加。
  • en.lproj
  • ja.lproj

3.フレームワークの追加

 プロジェクトに以下のフレームワークを追加する。

  • CFNetwork.framework
  • SystemConfiguration.framework
  • StoreKit.framework ※
※StoreKitはRequired⇒Optionalに変更


4.文言のローカライズ

 ダイアログの文言を修正する場合は、ローカライズファイルを修正する。
(日本語の場合は、AppiraterLocalizable.strings(Japanese))

5.ARC設定

 プロジェクトがARCを利用しない場合、以下の設定をする。
「TARGETS」⇒「Build Phases」⇒「Compile Sources」
 ⇒Appirater.mに 「-fobjc-arc」を設定

6.設定値の修正

 AppDelegate.mのapplication:didFinishLaunchingWithOptionsメソッドにAppirater起動の設定を記述する。


[Appirater setAppId:@"000000000"]; // アプリのID
[Appirater setDaysUntilPrompt: 30]; // ダイアログを表示するまでの日数
[Appirater setUsesUntilPrompt: 20]; // ダイアログを表示するまでの起動回数

[Appirater setSignificantEventsUntilPrompt: -1]; 
// ある特定のタイミングでダイアログを表示したいときに使用
// 値 : -1=無効, 1=有効
// 表示する場合は、任意の箇所に
//[Appirater userDidSignificantEvent:YES] を記述

[Appirater setTimeBeforeReminding: 1];
//「後で見る」を選択したときに再びダイアログを表示するまでの日数

[Appirater setDebug: NO]; // デバッグモード(YESでアプリを起動するたびに表示)



7. 起動時のカウント

AppDelegate.mのapplicationWillEnterForegroundメソッドに、カウントする処理を記述する。

[Appirater appEnteredForeground:YES];


8.アプリ名

 実行時の画面に表示するアプリ名を変更する場合は、Appirater.hを修正する。

#define APPIRATER_APP_NAME を修正



9.Appiraterの起動

ダイアログを表示したい場面で、以下の処理を記述する。

[Appirater appLaunched:YES]; // Appiraterの起動



タップで計算式を作って暗算する知育系アプリです。
あなたの脳偏差値はいくつかな?




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